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森は泣いてはいるけれど

この数年、伐採現場に出くわすことが多い。

ウッドショック(値上がり)と云う言葉も社会に馴染んでいる。

 

しかし本当の意味でのウッドショックは、

丸太の価格が五分の一ほどまでの値下がりだろう。

 

それによって山林保有者が林業経営の意欲がなくなった。

間伐もされない森や切りっぱなしの禿山が増えるばかり。

 

国の林業政策が功を奏したという話は、日本史上無い。

山岳地形や木材の利用価値、森の所有環境、、、、。

いろいろ複雑なのだろう。

 

森林保有者がある程度のボリュームで木を切れば、

植林や下刈りなどのメンテナンスに補助金が出ると云うことだから、

森林を守ってくれた先祖のある家庭では喜ばしい。

 

なぜなら手元に森林伐採後の手取りは泣けるほど少なかろうが、

森を子孫に残してあげられるだけでなく、

木を売ればその時点でそれなりの勘定になるのだ。

 

森林所有者が木を切って国の補助を受けたいなら、

これを書類の作成から全てを代行してくれるのが森林組合だ。

 

値下がりのウッドショックの本質の一つは、

日本の林業政策のすべてが森林事業従事者補助事業になってしまった事、

なのかも知れない。