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私の愛するジャズ屋(その2)「赤いからす」

セルマグレーセン
セルマグレーセン

赤いからす」は武蔵野市議会議員を20年務めた杉田さんが二代目として引き継いだ吉祥寺のライブハウスだった。 「だった」というのも、店を閉めてもう2~3年になる。

  

店の歴史や関係するミュージシャンについては語るべきことが多いだろうが、杉田さんの人物像は特別だ。

 

彼は釣りが好き。

グレをずっと追いかけている。

でも周囲の人たちはあまり歓迎しない、、、、

グレはあまりおいしい魚でない。

    

 

ある日、彼と「木」の話をしたことがある。

身内の大工さんの話からはじまり、、、、、

木の活かし方や木工品の話。

彼がこんなに木が好きで、しかも詳しいことを知ってなお親しみが深まった。

 

昔、向田邦子の愛聴盤として話題になったミリーヴァーノンの復刻版が出た。

この中に私の好きな曲「セントジェームス病院」があったこともあり、早速購入。

彼にこの話をすると、

ミリーバーノンのように,

この人も生涯に一枚しかレコードを出していないが、、、、、

と教えてくれたのが「セルマグレーセン」。

私の愛聴盤の一つだ。

 

この一枚を聴くと、お店の奥にある長い壁を思い出す。

そういえばセルマグレーセンの写真も掛けられていたような気がする。

 

杉田さんの、グラスを傾けながらの陽気な笑い声が

いつまでも吉祥寺のどこかで聞こえているよう、お祈りするばかり。